
アラフォーおっさんですが、これまで車で取り締まりにあったことは有っても、交通事故というものにあったことはありませんでした。
事故は怖いものであり、特に子供が産まれてからは更なる安全運転を心がけ、自分には無縁のものだと思っていました。
が、それは突然やってきました。
それも首都高で・・・
その日は週末で夕方。千葉方面へ向かって運転していました。同乗者は助手席に古くからの友人が一人。
夕方というか、いわゆる逢魔が時というやつで夜になりかけの時間帯。週末の帰宅時間ということもあり、車の量は多い方だったのは覚えています。
でも一応スイスイと進んではいました。
事故
で、少し空いてきて、先頭を走っていた時です。先頭というか、この時は周りに車が居ませんでした。
首都高は、車線は狭いし、カーブは多いしで怖いから基本飛ばさないんですけど、逆にだからいつでも止まれると思っていた節もあるかもしれませんね。
首都高特有のグっと上り坂になって、丘を越えるように下り坂になるところ。その下り坂になったところで、前の車が連なっているのが見えました。
この時は、前の車群が固まりで減速しているように見えたんですよね。夕方の変な光の加減とテールランプの変な混じりで。
しかし実際は渋滞で止まっていました。
止まってる!
と思ってブレーキを踏みこみ始めたときはまだ距離もあって、全然余裕で止まれるという感覚だったんですよ。助手席に友人も乗っているから、急ブレーキすぎてもな・・・
と、自分の中では1~2メートル手前くらいで止まる感じでグーっとブレーキを踏みこんでいったんですけど、目測を誤ったのか、減速しながら進んでいるという最初のイメージが頭にこびりついていたのか、下り坂が思ったより急だったのか・・・
止まり切れずにドン・・と行ってしまいました、、、
幸いにして、エアバッグが出るほどの事故ではなく、こちらの車は特に割れた箇所はなく、相手の車を少しへこませてしまいましたけど、両者ケガはなく、首都高での事故にしては軽いほうで済みました。
しかし、当たるときは当たるものだな・・と。
それから相手の人も怖い人ではなく、普通に対応してくれたので助かりました、、、
もちろんこちらが100%悪いので、平謝りに謝って、連絡先の交換、警察、、
自分の不注意であれですけど、事故は大変ですね。
初めてのことなので、自分でも意外なほどテンパってしまって失礼な対応をしてしまったところもあったかもしれませんけど、向こうの同乗者の方にも謝って、この日は別れました。
翌日
帰宅後、保険会社への連絡も滞りなく終わって、あとは保険会社に任せることにしたわけですが、本当にこれでいいのか。
初めての事故と書きましたけど、若い頃原付に乗っていて、車にぶつかられたことが実はあります。
そのときは逆に100%被害者で、加害者のオジサンが、入院先にお見舞いに来てくれたのは覚えています。
それくらいしか交通事故に対する知識も経験もなくて、、
自分が加害者になってしまったとき、自分が入院したときのように、入院レベルだとお見舞いに行くのが当然だろう。
ネットで調べると、どれだけ軽い事故でも、加害者は被害者に菓子折りの一つでも持って挨拶&謝罪に出向くべき。という意見も書かれています。
でも自分が逆の立場なら、つまり身体はピンピンしているレベルの事故の被害者となってしまったら。ハッキリ言ってそんな挨拶&謝罪は必要ない、というかそのために時間を空けないといけなくなるからむしろメンドクサイし迷惑かも。
嫁は「ネットで調べたら、次の日しっかり謝罪しないと怒りを買って、痛くもないのに人身事故にしてしまう人も居るみたいだよ」とか言ってくるし。
でも昨日事故現場に立ち会ってくれた警官は「あとは保険会社同士のやり取りで、本人同士はもう会うことはないんだからしっかり連絡先の交換をしておいてよ」とか言っていたし、、
初めての事故の加害者となってしまって、最後に言った警官の言葉が印象的だったから、もう会うことはないものだと思い込んでいましたが・・・
要は相手の人がどんな人かによる、ということですよね。
自分みたいな人間だとそんなものはむしろ迷惑だし、「どうして謝罪にこないのだ!」と言って怒る人も居るらしい。
どうしたものかと、うんうん唸っていると嫁が
「保険会社の人に聞いたら?」
と。。。
これは妙案でした。専門家に聞くのが一番ですね!
保険会社に聞く
早速電話して、事故の概要を把握している今回の担当の人に変わってもらって事情を説明。
こういった場合、どうするのが適切なのかの問いに
「まず、謝られてイヤな気分になる人は基本的には居ません」
ふむふむ。確かに。
「でもおっしゃるように直接出向かれると鬱陶しいと思う人は居ます」
ですよね。
では、電話だけでもしておいたほうがいいのでしょうか?
の問いに答えてくれた答えが納得の言葉で
「被害者の方に、そういう気づかいをしておいてもらえると、私どもとしても今後の話し合いをスムーズに進めやすくなるかと思われます」
これは納得の答えでした!
異常に納得したので、保険会社との電話を切ったその手で、被害者の方に電話しました。
被害者の方に電話しました
が、電話に出た被害者の方の声は怪訝でした。
番号登録していなくて誰かわかっていないのかな、と思うも、名乗っても相変わらず怪訝な声でした・・・
とりあえず、10-0で保険を使うと保険会社と話が付いた旨、前日の事故の謝罪等。誠心誠意謝っているうちに、相手の声も和らいできて、最後は
「身体の方もぜ~んぜん大丈夫ですよ~」
みたいになってくれました。
もちろん変に駆け引きとかではなく、純粋に謝罪の気持ちは持っていましたが、伝えるのがいいのかとか、色々迷ったけど、どうやら電話して正解だったみたいです。
ほんの2~3分の電話でしたけど、グッタリきましたね、、、
で、それを最後に連絡を取ることはなく、おおよそ予想通りの金額の保険がおりたようで、この件は完了しました。
事故の加害者になってしまったら、軽い事故であっても、翌日しっかり連絡をして謝っておくのは大事だと思いました。
事故直後は、お互い興奮状態でよくわかってないですからね。
しかしこれで車が怖くなって、車間距離を必要以上に確保するようになりました、、、
加害者としてはもちろん、被害者としても、二度と事故にはあいたくないですね。